紅 ―ギロチンー



自分ランク:B
100冊81冊目


 駆け出しの揉め事処理屋・紅真九郎にきた一通の電話。それは、商売敵である悪宇商会からの勧誘だった。一度は応じた真九郎だが、最終課題に出されたのは、なんと暗殺計画への参加。標的となるのは、一人の病弱な少女。真九郎は当然のごとく拒否し、交渉は決裂。そして暗殺阻止へと動き出す。しかし、踏み込んだ闇はあまりに深かった。立ち塞がる悪宇商会の殺し屋・斬島切彦。その恐るべき刃は、真九郎と紫の仲までも引き裂き、さらなる窮地へと追い詰める…。
 紅の続編。テンポよし。登場人物が主人公以外殆ど女で皆自分に好意を持っているギャルゲー的世界観よし。戦闘シーンよし。
 傑作ではないが、電車や昼休みに息抜きに読みには最適。