野球・交流戦vs本物コージ3連戦
5/17 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
ロッテ 0 0 0 1 0 0 1 2 2 6
広 島 0 0 0 0 1 0 2 0 0 3
【ロッテ】小野、藤田、○薮田(2勝2敗)、S小林雅(13セーブ)
【広島】 ●黒田(5勝2敗)、佐竹、梅津、永川、広池
【本塁打】ベニー7号(ロ)
5/18 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
ロッテ 0 0 1 2 3 2 1 0 0 9
広 島 0 0 0 0 0 1 1 3 0 5
【ロッテ】 ○小林宏(6勝2敗)、山崎
【広島】 ●佐々岡(0勝3敗)、佐竹、田中、天野、横山、永川
【本塁打】小坂3号(ロ)、李6号(ロ)、フランコ8号(ロ)、前田10号(広)
5/19 1 2 3 4 5 6 7 8 9 計
ロッテ 2 0 0 0 0 2 3 0 2 9
広 島 0 0 0 0 0 0 1 0 0 1
【ロッテ】 ○久保(3勝1敗)
【広島】 ●長谷川(1勝5敗)、佐竹、梅津、天野
【本塁打】大塚2号(ロ)、李7号(ロ)
【初芝清】
Mr.マリーンズである。千葉ロッテが誇る和製大砲である。幕張のファンタジスタである。登場しただけで球場の空気を(色々な意味で)一変する男である。
しかし、この男の今期のここまでの成績は、
13打数2安打 打率.111 打点2 三振6
という散々たる結果である。
4月に代打で登場し、ホークスの和田から2点タイムリーを放ったのが、唯一の仕事といっていい。
5月18日に里崎が頭部にデットボールを受け、橋本との捕手二人体制の保険のために辻が一軍に昇格、それに伴って二軍に降格したのは渡辺正人である。正人は内野ならどこでも守れ、代打・代走にも使える非常に使い勝手のよい選手でる。
なぜ、初芝ではなく、渡辺正人が二軍に降格なのか。
おそらくパ・リーグに興味がない人からみたら、なぜこの男が2軍に落ちないのか不思議でならない筈だ。その一方、パ・リーグファン、ロッテファンなら何故初芝が一軍に居続けるのか分かるだろう。
初芝は十年前の第一次バレンタイン政権の生き残りであり、バレンタイン信者の中心でもある。正直、ボビーの大リーグ采配(レギュラーを固定しない、球数ですぐに投手を交代する等)に戸惑う選手もいるだろう。そうした選手と監督との間の通訳を、初芝は務めているのである。もはや選手というより通訳であり、コーチである。選手が良いプレーをした際は笑顔で出迎え、ミスした選手にはアドバイスを与え、ベンチでは大きな声で盛り上げる。
晩年の秋山幸二(ホークス)や池山隆寛(スワローズ)が担っていた役割を、初様が務めているのである。
第一、(仮に優勝したとして)歓喜の輪に初様がいないシーンなど、誰も見たくはないだろう。