やっぱオキシュンはエロカッコイイ!!!

Crystalized

Crystalized

 
 今年限りの再結成をしたVENUS PETER のアルバム。オリジナルアルバムとしては、『Big "Sad" Table』以来、実に13年ぶりのリリースだ。
 再結成というのは、常に我々の思い出や幻想を打ち壊す為のアクションになってしまうのだが、流石はヴィナペ、そんな杞憂を吹き飛ばすような傑作に仕上がっている。
 というか、オレ的にはヴォーカルの沖野俊太郎LAST EXILEガン×ソードのテーマ曲を歌っていた人ですよ)のエロかすれVOICEが、ヴィナペ独特の渇いたギターサウンドに乗っかっているだけで絶頂してしまうのだ(オレの勝手な感想では、もう一つのギターサウンドの雄LOVE PSYCHEDELICOはUS風で、ヴィナペはUK風なんです)。
 目下の悩みは今月30日に行われる代官山のライブを観に行くかどうか。ヴィナペ好きだった当事高校生のオレは有り金叩いて、黒のスーツにサングラスというヴィナペスタイルでライブを観に行ったのだが、今のオレはおそらくヴィナペファンの中でも1.2を争うキモオタだし。それにサクラ大戦プレミアムボックスを買ってしまい、お金ないし。

Deluxe Edition (The Best of V.P)

Deluxe Edition (The Best of V.P)


 同時に再発されたベスト版もお勧め。旧盤には収録されていなかった初期の名曲『Lemon』やアルバム未収録曲も収録されている。


 しかし、ヴィナペ最後の曲にして最高の1曲「SHOTGUN BLUES」が今回も未収録なのは残念。やはり解散直前の作品だけあって、いい思い出がないのだろうか。自殺と人間不信をテーマにして、これ程爽やかに歌い上げた曲は他にないと思うのだが。
 因みに、オリのHN沖野ヒロユキは、オキシュンから無断で借用したもの。オキシュンは小山田圭吾小沢健二と並んで高校生時代のオリのキャンパスヒーローだったなぁ。