フルーツバスケット (17) (花とゆめCOMICS)作者: 高屋奈月出版社/メーカー: 白泉社発売日: 2005/05/19メディア: コミック クリック: 6回この商品を含むブログ (374件) を見る


【あらすじ紹介でいきなりネタバレかよ、白泉社

 
 まさかの展開です。
 まさか慊人の正体が○○○○○だったなんで。
 読み返してみるとこの17巻までに、慊人に関しては色々と複線が張られていたのだが、それは少女漫画的な表現だと思っていたので、実際に種明かしされるとやはり驚きである。
 と同時に、今まで理不尽な暴君であった慊人という人物も、他の登場人物と同様にトラウマを背負って生きてきたということが分かる。
いや、慊人にだって何かしらの心のキズがあることは、コミックを読んでいけば予想も付くのだが、それは例えば「呪い」による短命だとか、十二支の上に君臨する神様としての負担といった、他のキャラクターと違う種類のキズであると思っていた訳で。
 それが、他のキャラクターと同様の、人間関係から発生した種類のモノであるとは。
 そして今まで「癒し」を担当していた主人公、本田透では慊人を癒せないだろう。そして慊人の人格をあのように歪ませた一番の原因である、母親・レンの登場。
 いよいよ物語は収束に向かって突き進む。


【慊人への好感度、大幅アップ】
 しかし、慊人の正体が明かされてしまうと、急に慊人の今までの行動が人間臭く見えてしまって好感を抱いてしまうのは、読み手の自分が俗物だからだろうか?


本田透と言えば】 
 しろはたの管理人である本田兄貴(自分の野球&エヴァ等々の思考の基本は学生時代にしろはたのHPで方向付けられてしまいました)の電波男。手に取ったはいいが、自分には内容が重過ぎて中々読めません○| ̄|_
 やはり自分のようなハンパ者には、兄貴のよう高みまで昇るのは不可能な様です。