今更ですが、岡崎律子さんの御冥福を心よりお祈りいたします

フルーツバスケット ― 四季 ―

フルーツバスケット ― 四季 ―

 「フルーツバスケット」に関しては、原作は何年も前から読んでいたのだが、アニメに関しては三ヶ月ほど前にまとめて一気に観たクチである。やはり原作に思い入れがある人間という奴は、どうも原作が映像化されると期待よりも不安の方が先に来てしまうものだが、ことフルバに関しては、OPの映像と歌にすっかりKOされてしまい、全26話を一気に鑑賞し、笑い、そして泣いた。
 同時に岡崎律子さんが歌うOPテーマのForフルーツバスケットは、毎日出社前に欠かさず聞いて、何とか会社に出社する勇気を与えてくれた歌だった。
 その岡崎律子さんが昨年既に亡くなっていたことを、ボクは今日知った。
 向こうから走ってきた無限大がフッと忍び込んで決定的な魔法をかける。
かつて小沢健二が、歌というものに関してそうコメントを書いていたが、自分にとってはこの歌がまさに心に忍び込んだ魔法のような歌。
 岡崎さんの御冥福を心よりお祈りいたします。
 
 

For フルーツバスケット

とてもうれしかったよ 君が笑いかけてた
すべてを溶かす微笑みで

春はまだ遠くて つめたい土の中で
芽吹く瞬間(とき)を待ってたんだ

たとえば苦しい今日だとしても
昨日の傷を残していても
信じたい 心ほどいてゆけると

生まれ変わることはできないよ
だけど変わってはいけるから
Let's stay together いつも

僕だけに笑って その指で ねえ触って
望みばかりが果てしなく

やさしくしたいよ もう悔やまぬように
嘆きの海も越えていこう

たとえ苦しい今日だとしても
いつかあたたかな想い出になる
心ごとすべてなげだせたなら

ここに生きてる意味がわかるよ
生まれおちた歓びを知る
Let's stay together いつも

たとえば苦しい今日だとしても
いつかあたたかな想い出になる
心ごとすべてなげだせたなら

ここに生きてる意味がわかるよ
生まれおちた歓びを知る
Let's stay together いつも