綾辻行人は死んだのか?

 

 あーやと言えば真っ先に平野綾の顔を思い浮かべる今日、たが過去にはあーやと言えば綾辻行人という時代が(俺には)あった。
 そんなあーやのエッセイ、「アヤツジ・ユキト 1996-2000」、「アヤツジ・ユキト 2001-2006」の2冊が刊行された。
 それを契機に、ちょいと本格的に綾辻について語ろうと思っていた……のだが、「エヴァンゲリヲン 劇場版 序」を見に行ったりしてるうちについて、面倒くさくなって挫折。
 言いたいことは色々あるけど、2ちゃんの綾辻スレの罵詈雑言オンパレードを眺めているうちに、別にオレが文句垂れる必要もないかと思い始めた。
 「最後の記憶」に「暗黒館の殺人」と「びっくり館の殺人」、正直失望し続けていますが、未だ絶望はしていませんので。
 原田宗典のように面白いエッセイを書けるわけでもない綾辻がハードカバーのエッセイを2冊同時に刊行できるということは、それだけファンがいるということである。他の新本格作家だったら、こんな企画通りませんから。
同じ中谷美紀好き、ALI PROJECT好きとして、次回作、期待しています。

アヤツジ・ユキト 1996-2000

アヤツジ・ユキト 1996-2000

アヤツジ・ユキト 2001-2006

アヤツジ・ユキト 2001-2006