図書館の神様

図書館の神様

図書館の神様


自分ランク:B
100冊中51冊



 思い描いていた未来をあきらめて赴任した高校で、驚いたことに“私”は文芸部の顧問になった。…「垣内君って、どうして文芸部なの?」「文学が好きだからです」「まさか」!…清く正しくまっすぐな青春を送ってきた“私”には、思いがけないことばかり。不思議な出会いから、傷ついた心を回復していく再生の物語(アマゾンより)


 自分にとって二冊目の瀬尾まいこである。彼女の小説は大きな事件も分かりやすいテーマもなく、淡々と日常を切り取っている。そして、読み手をそのセカイへと引き込むのが実に巧みだ。
何となく樋口有介に近い臭いがする。